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虫歯(う蝕)について

早めの段階に対処を!虫歯の進行の早さ

一般的に虫歯と呼ばれる歯の病気は、正式にはう蝕(うしょく)といい、口の中の細菌が原因で発症する二大疾患の1つです。

虫歯は初めのうちは痛みがなく、進行していることに気付きにくいですが、次第にエナメル質を越え象牙質まで達すると痛みを感じるようになります。そのため、虫歯に気付いた頃には黒く穴が開いてしまっていることが殆どです。

虫歯の進行段階

この虫歯の進行には、いくつかの段階があり、C1・C2・C3・C4の4段階に分類され、数字が大きいほど虫歯の進行具合も大きくなります。

初期段階では歯の表面に細菌が付着して、増殖していきます。その後、細菌が分泌する酵素が糖質などを分解し、酸を産生します。分解が繰り返され、酸が大量に増加すると、次第に歯の表面のエナメル質を溶かし始め、深くまで細菌が侵入し、穴が開いていくといった症状です。

ですが、溶けたエナメル質は唾液の作用により数十分で補修され、再石灰化が行われますので、はじめのうちであれば歯を元通りに戻すことができる場合があります。

このような補修が間に合う段階で適切な処置を行わずに放置していると、徐々に症状は悪化していき、通常の歯磨きでは対処できなくなります。こうしたケースでは最悪の場合、歯を抜かなければいけなくなることもありますので、そうなる前に早めの対処を行い、進行を防ぐことが大切です。


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